PHPについて
拡張子が .php になっているファイルでPHPスクリプトを実行できます。
ご利用のサーバーによってご提供バージョンが異なり、お客様にてバージョンを切り替えていただく事ができます。
バージョン切り替えについて
設定ファイル .htaccessにより、ディレクトリ毎にPHPのバージョンを指定できます。
ご指定がない場合は、各サーバーの標準バージョンで実行されます。
CGI版 PHP5.6 | AddHandler php5.6-script .php |
---|---|
FastCGI版 PHP5.6 | AddHandler fcgid-script .php FCGIWrapper /home/.users/アカウント名/fastcgi-php-5.6 .php |
CGI版 PHP7.0 | AddHandler php7.0-script .php |
FastCGI版 PHP7.0 | AddHandler fcgid-script .php FCGIWrapper /home/.users/アカウント名/fastcgi-php-7.0 .php |
CGI版 PHP7.1 | AddHandler php7.1-script .php |
FastCGI版 PHP7.1 | AddHandler fcgid-script .php FCGIWrapper /home/.users/アカウント名/fastcgi-php-7.1 .php |
CGI版 PHP7.2 | AddHandler php7.2-script .php |
FastCGI版 PHP7.2 | AddHandler fcgid-script .php FCGIWrapper /home/.users/アカウント名/fastcgi-php-7.2 .php |
CGI版 PHP7.3 | AddHandler php7.3-script .php |
FastCGI版 PHP7.3 | AddHandler fcgid-script .php FCGIWrapper /home/.users/アカウント名/fastcgi-php-7.3 .php |
- 各サーバーによって、標準バージョン、対応バージョンが異なります。サーバー情報をご参照ください。
各バージョンについて
頻繁にバージョンアップが行われているPHPには、開発元によるサポート期間が設定されています。
弊社サービスでは、可能な限り新しいバージョンのご提供に努めています。
PHP4・PHP5について
PHP開発元によるサポートが終了している為、ご提供を順次終了させていただく予定です。
ご利用のお客様は、PHP7へのご移行をお願い致します。
- PHP4のご提供は終了させていただきました。
PHP7について
PHP5より 2倍以上高速化 され、大幅に低負荷化された新バージョンです。
PHP5と互換性のない変更点があります為、PHP5が動作要件になっている場合は正常に動作しない事があります。
PHP7.0について
2018年12月03日をもちまして、PHP開発元による PHP7.0 のサポートが終了致しました。
弊社サービスでも、ご提供を順次終了させていただく予定です。
今後はバージョンアップが行われません為、お早めに PHP7.3 へのご移行をお願い致します。
PHP7.1について
2019年末をもちまして、PHP開発元による PHP7.1 のサポート終了が予定されています。
現在は全サーバーで対応しておりますが、お早めに PHP7.3 へのご移行をお願い致します。
PHP7.3について
現在 PHP7.3系 が最新バージョンになります。
PHP7.0 ~ PHP7.2 と互換性のない変更や、非推奨となった機能があります。
- PHP公式マニュアル「PHP 7.2.x から PHP 7.3.x への移行」
FastCGI版について
初回の実行時にプロセスを終了せずに待機し、次回以降の実行開始・終了処理が省略されます。高速且つ低負荷で実行できる機能です。
更に、負荷を軽減するモジュール「OPcache」が有効になっています。
.htaccess 設定例
アカウント名が example の場合は、次の設定になります。
AddHandler fcgid-script .php
FCGIWrapper /home/.users/example/fastcgi-php-7.3 .php
PHPへのパスについて
Cron実行時など、パス指定が必要な場合にご利用ください。
標準 | /usr/bin/php |
---|---|
PHP5.6 | /usr/bin/php5.6 |
PHP7.0 | /usr/bin/php7.0 |
PHP7.1 | /usr/bin/php7.1 |
PHP7.2 | /usr/bin/php7.2 |
PHP7.3 | /usr/bin/php7.3 |
設定について
パーミッションの推奨値
実行ファイル .php | 604 | 400 |
データファイル .log .dat など | 606 | 400 |
HTMLや画像など | 604 | 404 |
ディレクトリ | 701 | 701 |
.htaccess ファイル | 604 | 404 |
設定ファイル .php .ini など | 604 | 400 |
- 左側の数値は一般的な設定です。右側の数値はセキュリティを重視した設定です。
FTPでの更新頻度が高いファイルや、データが書き込まれるファイルは左側の設定値をおすすめします。
更新されることのないファイルは、万一の改ざん被害を防ぐため、右側の設定値をおすすめします。
- スクリプトによっては、上記の推奨値で正常に動作しない事があります。開発元で推奨されているパーミッションをお試しください。
パーミッション 777 や 666 は「誰でも書き込みを行える状態」になります。ファイルが改ざんされてしまう危険があります。十分ご注意ください。
設定変更について
標準PHPでは .htaccess で、CGI版PHPでは .user.ini でPHPの設定を変更できます。
.htaccess 設定例
php_value memory_limit 64M
- マニュアル「.htaccess アクセス制御」
.user.ini 設定例
memory_limit = 64M
- よくあるご質問と回答「user.ini は設置できますか?」
- FastCGI版PHPでは、.user.ini の設置後に設定が反映するまで時間が掛かる事があります。
お急ぎの場合は、CGI版PHPに切り替えていただくか、お問い合わせ窓口より設定反映をご依頼ください。
ご注意事項
実行プロセスが常駐、処理に時間が掛かる、実行頻度が高いなど、サーバーに高い負荷が掛かっている場合は、実行の強制終了や、アクセス制限を実施させていただく事があります。
関連ページ
- よくあるご質問と回答「PHP MySQLデータベース」
- オプションサービス「JSNスタートアップ」
- マニュアル「.htaccess アクセス制御」
- マニュアル「WordPress」
- マニュアル「baserCMS」
- PHP公式マニュアル
- 禁止事項「CGI、PHPなどの制限」